書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

2019年の仕事を振り返ってみれば

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私は、やりたいな、と思った企画は持ち込んだりはするけれど(持ち込み、というより、どういう反応をするかみたい、ってのが先、かな)、

そこでグイグイ自分の側に引き寄せたりはしないんですよね〜。

 

仕事自体も、受け身、ってわけではないのだけれど、自分からガンガン行く、というよりも、その時点で良好な関係でやっているものは大事にし、人づてなどで新規のものは、

・高飛車な態度でない
・明らかにこちらに不利な条件じゃないもの

・興味が少しでも引っかかる

・スケジュールに問題がない

であれば、縁があるんだな〜、と思って引く受けるようにしています。

(上の2つは、も主従関係を強いられるからNG。私は仕事という土壌では、誰しも同等だと思っている)

 

 

で、今年、2019年、中盤以降顕著だったな〜、と思ったのが、

・キュレイショーン(コンシェルジュ、指南役)的な役割が増えた

・ウェブメディアへの寄稿が増えた(そこには紙媒体は、もはやない)

 

以前から見られた傾向ではあったのだけれど、これまでとの違いは

精度を求められた、ってことかな。

なんでもいい、誰でもいい、ではなくって、ね。

 

キュレイショーン(コンシェルジュ、指南役)的な仕事については、

以前は(無料で)とにかく情報くれくれ、みたいなところが散見されたけれど、

今は欲しい情報が明確で、そして提供した情報に対して、ちゃんと支払いがある。

 

ウェブメディアへの寄稿は、ただ書く、ではなく、

文字量があり(よってちゃんとしたプロとしての文字原稿が求められる)、クレジットそしてプロフィール(時に顔写真も)も入る記事になった。

 

 

情報があふれている分、特にウェブではより精査された情報へ、ということの表れですね〜。

この傾向は同じようなスタイルで来年、2020年以降も1〜2年は続く、かなぁ、ってのが私の見立てです。