書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

新しいことにすぐに心を奪われるので

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出張があると、出張だけじゃないけれど、移動があると移動先にはすぐになれるのに、

戻った時にもとの生活リズムに戻すのに時間を、不在にしていたのと同じぐらい時間を要する、のは困ったもんだ!

しかも、企画を練っていたらひとりで盛り上がり、そっちに心を奪われ、目先のやらなきゃいけない実務が後手に回ってしまう、という。。。

 

 

人って年齢を重ねると落ち着くのか、と思っていたら、そうではなく、どんどん自分に近くなっていっているみたい。

ますます賑やかなこと大好き、新しいわくわく大好き、になっているもんなぁ。

 

 

企画って、日常の中で、こーゆーのあるといいな、便利だな、から発生するもので、

最初は得体の知れない漠然とした大きなもやもやが広がっている感じ。

それを、どーかな、どーかな、って突き詰めていくうちに、形が現れてきて、

それがはっきりと具体的に“見える”瞬間が訪れることがあるんですね。

 

その企画はいい企画。

イメージがもうすっかりできあがっているんだもの。

あとはそれを頭の外に出していって、具現化していく、作業になります。

 

その“見える”瞬間って、考える時間に比例するわけじゃない。

突如としてやってきて、それが見えたら逃さないように急いで尻尾をつかまえる。

それを逃すと、次はもう来ないかもしれない、いや、むしろ来ない可能性の方が高い。

 

 

なので、企画を練ってひとり盛り上がっている間は、そのまま押し進める。

だって、“見える”瞬間がやって来る可能性は少しでも高い方がいいから。