書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

2府4県がわからなかった件

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6月18日(月)に大阪北部地震が発生した日。

ricorice.hatenablog.com

地震発生の3分前に京都駅に着き、その日の夜までいて(最終に近い新幹線の時間まで)、

仕事で動いていたので、地震の状況を確認できたのは、

お昼に入った飲食店と、午後軽い打ち合わせで入ったカフェのテレビで。

 

そこで、繰り返し言われていた“2府4県”。

ご一緒だった方ともども、

関西は何年かに一度訪問しているけれど、生まれも育ちも近畿圏じゃないし住んだこともないので、

「2府4県って言うんだね〜」

「だね〜。2府は京都と大阪ってわかるとしても、あと4県ってどこだろう?」

「兵庫でしょ、奈良でしょ、滋賀でしょ、っとあとひとつは、和歌山? 三重? 愛知とか岐阜ってことはないよねぇ」

「ううううう〜ん、どこなんだ! 近畿とイコールなら和歌山、になるのかなぁ」

 

 

お前ら、小学校から出直せ!と言われればそれまでですが、

そんなもんです。

私、東京に住むまで北関東が、該当する県も地理もよくわかっていなかったもの

(言い訳をすると、日本全体や首都圏だと地理が頭に浮かぶ、でも北関東だけ取り出されると、途端に確信が持てなくなっていたのです)。

 

 

ええとですね、私がイギリスに関わるようになったとき、

Scotland Yard/スコットランド・ヤードが警視庁ってことを前後の文脈から察し

(日本で、桜田門を警視庁、永田町を国会、と呼ぶのと同様、それがある場所から)、

まあ、通常はそれで、「お前、モノ知らないな」でいいのですが、

地震などの非常事態では、私のような人間にもわかるように、

なるべく平易な表現をしてもらえるといいなぁ、と思った次第です。