書籍進行のメイキングを開示する仕組みを作りたいなぁ
GW明けを皮切りに、隔月刊で発行される3冊の食書籍の制作指揮/編集統括の日々です。
7月上旬に発売予定の書籍制作がようやく峠を越えたところです。
作業自体はまだまだ続くのですが、あとは校正をがんばっていくのみで、
ということはページ構成が終わり、素材も作り、デザインもほぼ確認でき、ようやく視界が開けたというか。
私の場合、企画が通って、ページ構成(骨子)を作った時点で、気持ちとしては仕上がりのイメージが見えて、できた!という気分に。
そのあと具体的な絵コンテ(ラフと呼びます)を全ページ作り終われば、ほぼ終わった!という気分に。
そうして、依頼した文字や写真原稿ををチェックし、デザインの相談をし、書籍の全貌が見えたら、すっかり終わった気分に。
いや、この後の校正が、単に間違いを修正する、だけでなく、
事実確認をする、文字統一(ひらがなかかたかなか漢字か、など)、レイアウトに合わせて文字調整する、表現の整合性をとる、なんて、今の時代とは思えない超アナログな作業をするので、
これに時間がかかるんだけどね。
とにかく、先が見えてひと安心。
これはこれで進めつつ、9月上旬発売のものも詰めていかなきゃ!
にしても、こういうメイキングって開示できないのよね。
要所要所で見せていくのがいいんじゃないか、ってここ数年ずっと思っているけれど、
現在のところ、一般的な出版事業だとむずかしいなぁ。
でも、今のこの変化の時代だからこそいろんなアプローチができるはずなのに、な。
通念となっている考え方自体を変える、風穴をあけたいと思っているんだけど、な。
これ、私のなかの課題のひとつ。