ヘッドラインに偽りなし! 超実用的編集デザイン
紙媒体というと、とかく出版社や新聞社から出すもの、と思いがちですが、
フリーペーパーだって、ショップのカタログだって、社内報だって、紙を利用した媒体。
これ、ページが増え、厚みが増せば増すほど、ポスターやパッケージデザインとは違う
“ボリュームがあるものをいかに読みやすくするか”の視点に立った
エディトリアルデザインが大事になります。
私の感覚だと、具体的には、p32(大きさにもよるけれど)までできるデザイナーと
それ以上のボリュームのあるデザインが手がけられる人とは
まったく別の資質が求められます。
前者は“ぱっと見た目のきれいさやインパクト”が、
“後者は全体の流れ”が大事。
なので雑誌や本のデザインは、
(表紙は別として)全体のまとまりとかつっかかることなくページをめくれること、
それは一見地味だけれど、いぶし銀のような能力が必要になります。
エディトリアルデザインについては学校もあるし、書籍も出ているし、講座もあるだろうし、で学ぼうと思えばいくらでも学べます。
もちろん、身のまわりのものを意識的に眺める、時間があれば解剖するだけでも、デザインの捉え方がぐっと実践的になります。
以下、うろ覚えですみません。
漫画家の萩尾望都だったかなぁ。
漫画本が1冊あったら、「この人だったらこう描くんじゃないか」と考えながら何度も読めるから、まったく飽きない、みたいなことを言ってて、意識的にデザインを見る、ってのはそれに近い。
で、ふと目にとまったのが、コレ。
プロが具体的に解説していて、これがいちいち腑に落ちる。
デザイナー諸氏はもちろん、編集者、ライター、クライアント、印刷屋、フリーペーパー制作者などなど紙媒体に関わっている人は目を通しておいて損はない!と断言します!