書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

日本の若者よ、ありがとう! 希望が持てるなぁ

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私は小人ですが、ムダに体力がある、というか。

重い荷物を持ってガンガン動くので、びっくりされます。

 

先日は、小さなスーツケースに資料を詰め込んで総量20kg近く、それにラップトップや書類を入れたバッグ1つ、ハンドバッグ1つ、手みやげを入れた紙袋を抱えて移動。

地下鉄移動は階段が多く、場所によってはエレベーターがあるのだけれど、利用しようとする人で何台か見送る羽目になることも少なくない。

 

私はこれが待てないんですよね〜。

普段でさえ、待てない。エスカレーターもじっとしていられない。

結果その方が時間がかかっても、自分が移動している方が気持ち的に前進している気になるので、ラク

 

なので、途中踊り場が3〜4カ所もある長い階段を、先の大荷物を抱えてえっちらおっちら下りていていたら、

さすがに歩くペースはゆっくりだったせいか、30代とおぼしき男性が

「重いでしょう、駅のホームまで運びますよ」とスーツケースを運んでくださいました。

 

うわぁ〜、初めて、じゃない?

いや、海外ではちっとも珍しくないんですよ。

日本だと、まず、ない。

(厳密にいうと、日本で私が声をかけられたことがあるのは、アメリカ人の男性(アクセントから)と中国系(だと思う)アジア人の男性からで、ネイティブ日本人からは、ない)

舌打ちされたり露骨に迷惑そうな顔をされたりすることはあっても、手を差し伸べられることは、ない。

そもそも、期待もしていない。自分で勝手に大きな荷物を持って移動しているわけだし。

 

なので、えらくびっくりしてしまった。

日本にもこういう若者がいる、ってのは希望が持てるなぁ。

 

 

あとはこちらが重い荷物を抱えてヨタヨタ歩いているときに、向こうからスタスタ歩いて来て、頑として進路を変えないのも、少しだけよけてくれる人が出てくれるとありがたい、です。

そして道路で、特に信号のあるところで、ドライバー・ファーストではなく、歩行者ファーストになるとありがたいです(ほんと、止まらないし減速しないよねぇ)。