書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

プロに話を聞くと、先入観と違うことって多いよね

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散歩の達人ならぬ、散歩の鉄人、と呼ばれているので、

とにかく歩く、がんがん歩く。

本人はそんなつもりはまったくないのだけれど、歩くのが速く、脇目もふらずにすたすた歩いている、そーです。

 

時間があれば、の前提だけれど、1時間以内なら平気で歩く。

ただ、荷物が多い&重いと話は別。

 

 

先日、必要にかられてあわてて家電量販店に行き、どんと買い物をしたはいいけれど、

両手いっぱいに重い荷物。

とてもじゃなけれど、100m以上は歩けない!となり、タクシーを拾いました。

 

 

タクシーの運転手さんは当たり外れが大きくって、

このときは当たりの運転手さん。

 

当たりは何か、っていうと、

こちらが道を知らないこと(道は目的地は知っていても歩くのと車の運転とでは訳が違う)をちゃんと汲んで上で、ベストなルートで運んでくれること、

そしてやっぱり世間話がおもしろいこと。

 

そのときのタクシーの運転手さんは、バスの運転手さんからの職替えした、高齢とはいわないけれど、相当の経験年数をお持ちの方。

転職した理由とか、お客さんの平均支払い額とか、どこのタクシー乗り場のお客さんがおいしいとか、

そりゃそーだろーなー、ってこともあったけれど、意外なことも多く、

へえええええ〜!の連続でした。

 

個人ではないけれど、小規模のタクシー会社の方だと思う。

こーゆー経験に基づくことって、生きたマーケティングだよね!

リサーチが必要なときに、そのためだけにタクシーを利用する手はあるなぁ、と思ってしまいました。

ガラケーとタブレット持ちにしよーかなー、と思案中

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つくづく単機能高性能が好きなんだなぁ、私。

 

スマホを利用することもあるけれど、写真を撮るのは基本デジカメ。

オーブンと電子レンジはそもそも一緒にするってのが???なので、別々に所有。

 

外であんましネットにつながないし、基本、緊急時に通話できれば、の感覚で、

ネットにつなぎたいのは、ラップトップほどではないけれど、出先(仕事)で画面なんかを共有したいとき。

 

結局、機能を特化させた方が、管理しやすいのよね。

なんでもなんでもひとつにしちゃうと、階層を作っても、それがブラウズできるといいんだけど、そーもいかないので、どこだっけ?になっちゃう。

単に私がズボラだから、ってのも理由のひとつで、

直そうと思わないので、環境を自分に近づけた方がストレスが少なくなるよなぁ。

 

 

なんてことを詳しい人にちょろっと打ち明けたら、

ガラケータブレット持ち、いっすよ〜! オススメですよ! 向いてると思います!

と、言われました。

がぜん、要検討案件だなっ!

気象病はつらいよ

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ここのところ不安定な天気でして。

これが体調、そして睡魔との闘いになるんだなっ!

 

私は気圧の変化に敏感で、気圧が低い、と調子が悪い。

起き上がっているのがつらく、なるべく横になっていたい。

 

台風はそんなことないけれど、梅雨時期の雨が降るような降らないようなじと〜っとした時期はつらいね。

 

 

気象病っていうんだよね。

怠け病ではありません(いや、怠けも含まれているかも、だけど)。

 

こないだも吸い込まれるように寝てしまったよ!

LINEは使っていないので

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必要だなと思ったらすぐに取り入れるけれど、必要ないと感じたら周囲の大半が持っていてもどこ吹く風。

もともと電話が苦手でどこまで追いかけないで欲しい、って思いがあり、携帯電話を持つのはうんと遅かったし(フリーランスゆえやむなし、と)、外で仕事をするとき以外ネットをつなぐ必然性が感じられず、スマホにしたのも携帯電話の液晶がダメになったのがきっかけで、これも遅かった!

 

ネット自体は1995年からだから、周囲にさんざんバカにされつつ、こっちはこっちで「わかってないなぁ」と腹の中で思っていたので早く、今や立派なネット老人会会員だけど。

ブログも早かったし、FBも早かった、Skypeも早かった、と思う。

 

ときどき、LINEやってないの?って聞かれるけれど、やってない。

必然性を感じないのよね〜。

スタンプとか要らないし、一見仲よしこよしグループでつるんでってのもなんだなぁだし(これが私にとって悪印象)、

そもそも無料通話ならSkypeで充分じゃん!

海外とのやりとりならSkypeでしょ!

LINEを否定しているわけではなく、同じ機能はほかで代替できているので私には必要ないなってわけで、今のところ。

 

 

私のまっくんマッキントッシュのことね)は、かれこれ8歳で、まだまだ現役バリバリで頑張ってくれていて頼もしい限りだけれど、

OSが圧倒的に古くなって、プリンターもそろそろ対応するものがないのに(3年前(?)に買い買えたときもやっと見つけた)おののいているし、何より、ついにまっくんSkypeができなくなったのが痛い! 今はもっぱらSkype はスマホで、って有り様。

自分でまっくんの手術をするよりは、新しい方を買った方がいいのだけれど、まだふんぎりがつなかい。

新しい子を迎え入れた途端に、ご機嫌斜めになるのは避けたいしなぁ(経験あり!)。

絶望的なほどの無自覚さにがっかりするやら呆れるやら

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今って5月が運動会シーズンなんですね〜。

 

そんなニュースを聞きながら感じる、大いなる違和感。

「お母さんはお弁当作りで大変」

「お母さんは子育てで大変」

「お父さんは手伝う」

 

ねぎらって、物わかりのいいいつもりでしょうが、それ以前に、

火事・子育て → 母親の仕事

という、昭和的な役割にのっとって話をしているのにまったく気づいていない。

 

お弁当は誰が作ってもいいし、買ってきてもいいじゃない。

子育ては家族や地域や関わりのある社会全体ですればいいじゃない。

手伝うっていうのは自分の仕事って自覚がない証拠。

お父さんがそういう役割を担っている家庭に対しても失礼じゃない?

 

これ、お母さんとお父さんをおきかえてみればよくわかる。

 

「お父さんはお弁当作りで大変」

「お父さんは子育てで大変」

「お母さんは手伝う」

 

もっといえば親がしなくても祖父母でも親戚でも保護者でも誰でもいいじゃないか、って思うんだけど。

 

 

社会ニュースとして、男女の家事負担、女性の社会進出を、そうだそうだ!とさもわかったような風を装っているけれど、

まずはこういう身近なところからじゃないの?

あまりの無自覚さ、あまりの他人事さに呆れるやらびっくりするやら。

 

 

 

書籍進行のメイキングを開示する仕組みを作りたいなぁ

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GW明けを皮切りに、隔月刊で発行される3冊の食書籍の制作指揮/編集統括の日々です。

7月上旬に発売予定の書籍制作がようやく峠を越えたところです。

作業自体はまだまだ続くのですが、あとは校正をがんばっていくのみで、

ということはページ構成が終わり、素材も作り、デザインもほぼ確認でき、ようやく視界が開けたというか。

 

私の場合、企画が通って、ページ構成(骨子)を作った時点で、気持ちとしては仕上がりのイメージが見えて、できた!という気分に。

そのあと具体的な絵コンテ(ラフと呼びます)を全ページ作り終われば、ほぼ終わった!という気分に。

そうして、依頼した文字や写真原稿ををチェックし、デザインの相談をし、書籍の全貌が見えたら、すっかり終わった気分に。

いや、この後の校正が、単に間違いを修正する、だけでなく、

事実確認をする、文字統一(ひらがなかかたかなか漢字か、など)、レイアウトに合わせて文字調整する、表現の整合性をとる、なんて、今の時代とは思えない超アナログな作業をするので、

これに時間がかかるんだけどね。

 

とにかく、先が見えてひと安心。

これはこれで進めつつ、9月上旬発売のものも詰めていかなきゃ!

 

 

にしても、こういうメイキングって開示できないのよね。

要所要所で見せていくのがいいんじゃないか、ってここ数年ずっと思っているけれど、

現在のところ、一般的な出版事業だとむずかしいなぁ。

でも、今のこの変化の時代だからこそいろんなアプローチができるはずなのに、な。

通念となっている考え方自体を変える、風穴をあけたいと思っているんだけど、な。

これ、私のなかの課題のひとつ。

FENが果たした役割を検証したい

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おそらく私が最後の世代じゃないかな(私は1969年生まれです)。

ネットのない時代、今ほど情報がない時代、

本州の西端で中高生だった私が、音楽(洋楽)に目覚め親しんだきっかけとして

FEN(Far East Network、現在のAFN)の存在は大きい

(もっとも、そんなに好みの曲ばっかりがかかっていたわけではないけどね)。

 

FENは何かっていうと、海外基地在住するアメリカ軍人とその家族のための放送局なんですね。

山口県岩国基地があるので、ばっちり入ったのです。

 

当時は今のようにネットでラジオが聞ける時代ではなく、

ラジカセをチューニングして聞くわけですが、放送局も今ほど多くないし、

田舎だから地元の放送局では飽き足らず、たとえば東京や大阪のラジオを聞こうと(昼間はダメだけど、夜は入った)、

チューニングしているときにFENにぶつかった、のです

(同時に朝鮮語か韓国語かの放送も夜中になるとめちゃくちゃよく入ったのよ)。

 

This is the Far East Networkが時報代わりだったな

(というのも、実際にこのあと、ポーンという音で時刻を伝えていたのです)。

 

ベストヒットUSA』は放送していたけれど、夜中過ぎだったし、MTVは観られなかった。

ほかにテレビで洋楽を紹介する番組ってあったかなぁ(ケーブルテレビって時代でもなかったし)。

でもこれらのテレビ番組の存在を知ったのは高校に上がってからだったから、

中学生のときは、音源は圧倒的にラジオでした。

 

浜田省吾広島県出身)が、FENはラジオの端っこにあった、って発言を昔読んだことがあり、

思わず、そうそう!と。

 

長崎県佐世保出身の村上龍FENについてなんだか言っていた記憶。

 

西城秀樹が亡くなったとき、それまで別段深い思い入れがあったわけでなく、

いつもは有名人や芸能人の訃報にふれても、私のなかでいちニュースという位置づけだったのに、

えらくショックを受けて、いろいろニュースを眺めていたら、

FENを聞いていた、というのを見て、あっ、そういうことか!と妙に納得

西城秀樹は広島出身)。

 

 

これまでぼんやり思っていたけれど、

日本のポップスとかロックとか、って

その存在の意義はいったんおいておいて。

FENそして基地の果たした役割はやっぱり大きい、と確信。

 

今のようにどこにいても情報がとれる時代じゃなかったことも大きいし、

基地の近いかどうか、という地理的要因もある。

東京でも都内だと、そもそものラジオ局が充実しているから、FENを聞いたことない、存在も知らないってのは珍しくない気がする(ひと昔前の田舎ではとにかく情報に餓えていて、すると以外と現地直接にいきついたりする)。

 

きちんと検証したいなぁ。