書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

湯たんぽはエライ!

 

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知ってはいたけれど、それまで使ったこともなければ見たこともなかったんですよね。

 

私が初めて湯たんぽを使ったのは、2008年の冬。

その年の秋に十二指腸潰瘍で、たったの数日で死ぬ寸前まで行き、それを知った方がプレゼントしてくださったのです。

 

それはいかにも典型的な金属製の湯たんぽ。

私は寒がりで、特に手先が冷たくなるのですが、それまでは布団乾燥機で寝床を温めていたんですよね。

ただ、それも手放し、どうしてたかっていうと、就寝する前の数時間、布団をめくり、それとなく暖房をあてていた、という。。。

 

 

果たして、いただいた湯たんぽ。

こんなにも暖かいものなのか!とびっくりしました。

布団や毛布をもう1枚重ねなくてもいい!

小さいながら、すごい威力。

 

私のやり方は就寝する1〜2時間前に、湯たんぽを布団にもぐらせる。

このとき足先に該当する箇所に。

そして、いざ布団に入って、足先で湯たんぽを感じ、充分に暖がとれたら、お腹にあてるようにして抱いて寝る、という。。。

 

中のお湯は朝になったらすっかり冷たいかと思いきや、そんなことはなく、ぬるくなっている程度。

それだけ保温性があるってことかぁ。

 

 

湯たんぽ、すっかり気に入って数年使っていましたが、経年に伴い穴があき、その後は使っていかなったのでした。

1〜2カ月前に昔ながらの商店街を歩いていたら、あるお店の軒先にこの湯たんぽがぶら下がっていて、これは!と。

 

その時は買わなかったものの、記憶にはすっかり残っていて、それは買うつもりになっていることでもあって、捨てようと思っていたバッグだったか靴だっかかの厚めの布(フランネル?)袋を湯たんぽようにとっておいたのでした。

 

 

12月に入っても天気がよく暖かい日が続いていたのですが、天気予報で数日後からは寒波で寒くなる、と知り、よし!と購入。

ちょうど寒くなるタイミングで使い始めました。

 

 

久しぶりの湯たんぽ。

やっぱいいわ。

こんなお手軽でしっかり暖かい、なんて。

湯たんぽ、エライ! 考えた人、エライ!

 

自宅で仕事なことが多いので、もっと寒くなったら、猫の代わりに膝掛けにもぐらせて使おう。

 

あっ、猫を模した湯たんぽ袋を作れば、売れるんじゃない。