書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ゴミでその人がわかる!

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おもしろいなぁ、と思うと同時に、そうだよなぁ、と深く納得して思い出したのが、

イギリスの学校での経済の授業での話。

 

20年前はまだ階級に関して、そういうもんだと人々が納得していて、かつ明らかに言っていた時代で、

“上流階級と労働階級はある意味よく似ている”という話になり、

彼らは人からどう見られるかを気にしない、

なので、真の金持ち(金持ちと上流階級は違うけれど)は流行りのファッションをシーズンごとにトッカエヒッカエしない、

そういうことを気にするのは、ミドルクラス。

このミドルクラスにはアッパーとロウワーがあり、どちらに属するか、彼らは非常に気にする。

流行りのファッション、流行りのレストランを真っ先に取り入れたがるのは彼らだ、と。

 

なるほど、確かにねぇ。

 

 

今のところに引っ越してきて、私の住居の周辺こそ下町だけれど、基本山の手なんだなぁ、と深く感じたのは、ゴミの出し方に他ならないのです。

・ゴミの日に時間までにきちんと出す(収集日以外に出さない)

・ぐちゃぐちゃに出さない(ちゃんと袋に入れてしばっている)

・段ボールや古紙などもきちんとまとめてある

・決められた場所にかためておく(ゴミ袋を散乱させておいていない)

 

加えて、人の家の建物の前だから、公共の道だから、とタバコの吸い殻や空き缶やペットボトル、ペットの落し物を見かけないのにも、すっかり感心してしまった。

こういうのを民度っていうのでしょう。

 

 

金持ちとか階級とか、というよりも、育ち、な気がしますが、

確かに、ゴミは生活に対するその人の態度を表しますねぇ。