書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

睡眠が最大のリセット方法

f:id:ricorice:20201005174725j:plain

 

6月下旬から、ライフワークであるイギリスの食、

お菓子に特化して、工房をお借りして、製造・販売を、隔週末に行なっています(↓)。 

ricorice.hatenablog.com

 

何度か所用で実施できないこともありましたが、なんとか継続しています。

4カ月経ち、ある程度要領がわかり、何より試作や仕込みなどの準備がスムーズにできるようになりました。

 

ではあるのですが、終わったときはいつも放心状態。

いや、体力的な疲れ、がなくはないのですが、それよりも、張りつめていた神経が一気にとかれる、から、なんですよね。

 

プライベートで自分で食べたり誰かに差し上げたり、とは訳が違う、

お金をいただいて提供するので、作るときは神経を使います。

 

焼きが強いと、商品として出せないので、作り直したりもしますし、

カップケーキやタルトレットなどは、

プライベートなら、適当に分けて作るのですが、重さを計って均一化する、

その上で見た目が同じに見えるよう、微調整する、

なんてことをするわけです。

 

そして、当日、お客さまが来てくださるか、受け入れてくださるか、

も毎回ドキドキするのです。

 

 

いつもは企画を練ったり本を作ったり、取材したり文章を書いたりの仕事が多いので、

これらとはまったく違う神経を使うんですよね。

 

なので、終わったときは、解き放たれた気分になります。

これも、疲れ、といえば疲れ、なんだけれど。

 

この状態から回復するために、泥のように眠ります。

よっぽど切羽詰まった状況でなければ、よく月曜日はリセットにあてる、といった具合。

眠ることで、十分に体と神経が休まり、回復できる、ってのが自分でよくわかる。

眠いから眠るというよりも、治癒のため、といったところかな。