書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

それとこれはイコールではない、んだけどなぁ

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もやもやもや。

 

news.yahoo.co.jp

 

この手のニュースを見るたびに、根元的な疑問が沸き起こります。

 

“結婚”と“子供を持つこと”はイコールじゃないよね。

多様化とかなんとか言いながら、いまだに、

“結婚”=“子供を持つこと”を前提に話をするってどういうことなんだろう?

 

“結婚”しなくても“子供を持つ”ことを選ぶ人やカップルはいるだろうし、

“結婚”しても“子供を持たない”ことを意識的に選ぶ人もいるだろうし、

“子供を持つ”ことをしてから、長い年月が経って、(法的な)“結婚”を選ぶ人もいるだろうし。

 

なんだろう、内閣府のこの補助って、

一般的にこうあるべきとされる、模範生的な

結婚して子供を持つ順番を踏まえないと、サポートしてやんないよ!

って言われているみたいで、一体いつの時代の話なんだ、って

当事者でない私でさえ首を傾げてしまう。

 

 

本当に、本気で少子化対策を考えるなら、

親の婚姻状況に関わらず子供を持つことへのサポートとか、養子縁組制度とか、不妊治療とか、長い目で見た子供への教育サポートとか、

そういうことじゃないのかなぁ。