書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ゆるく接点があるぐらいがちょうどいい

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みんな一緒に、一丸となって、というのがどうにもこうにも苦手で。

そういう枠組みに入れられそうになると、一目散に逃げ出したくなる。

 

やっている中でリンクする箇所があれば協力し合えばいいし、やってきたことが結果といて繋がることがあれば、それはそれでいい。

自分の領域があった上で、協力できる部分があれば協力して、でも立ち入ったりせず、ぐらいがちょうどいい。

 

ベタベタした人間関係が苦手。

友達ごっこや身内ノリも苦手。

 

 

今回、あれよあれよ、と、ライフワークのイギリス菓子の実売を開始ができたのは、

場所をお借りしているオーナーさんや、関わっているお店の方が、

同じようなスタンスだからだと思う。

 

それぞれやっていることは違って、でもリンクできるところは気持ちよく、あくまで相手をバックアップという立ち位置で関わって。

相手に領域に入り込まないから安心して仕事ができるし、相手のことも信頼できる。

 

 

これ、フラットシェアや、イギリスやヨーロッパで人の家に宿泊しているときの感覚に近いかも。

一緒にいても、そこにはプライヴァシーが存在し、そこを尊重して接する、という。

 

空間やプロジェクトをシェアすると、同じ釜の飯のようなファミリー感に覆われがちだけれど(と〜〜〜〜〜〜っても苦手! 加えていうと、家族もぞれぞれ別の人格だから)、

そうじゃないんだよね。

同じ空間にいてもプライヴァシーが存在する、というのは、垣根は低いけれど、なんでもかんでもあかさない、っていうのかな、それが心地いい。

“同じ釜”感覚だと、“腹を破る”みたいなのが求められるんだよね〜。そういうべっとり感が心底苦手。

 

 

なので、人に、彼らのキャラクターやスタンス恵まれて、イギリス菓子の実売が実現できたんだと、つくづく。

深く感謝!

 

それでいて、よそよそしい感じじゃ全然ないのよ。

一緒にいるといろんな話をするから、情報を共有できたり、具体的な道具などを貸し借りできたりるのも、大いに助かるなぁ。