ぼんやり感じている、身も蓋もないこと
もとには戻らない。
新型コロナウイリスで外出自粛が要請され、望む/望まないにも関わらず、家に過ごす耐性を試された時間だったんじゃないかな。
私のように、もともとメインがリモートワークで、内向型で、家にいることが苦ではない、って自覚があった人もいたでしょうが。
なかには、やってみたら、意外と快適じゃん!な人も多かったんじゃないかな。
となると、不要不急、とわざわざ言わなくっても、これまでなんとなくやってきた外出をしなくなる、のはごく自然なこと。
外食とか旅行がそうで、本当に好きな人、必要な人は、日常がある程度戻ったら、以前と同じように外出を謳歌するんだろうし、
一時的にはお出かけ万歳!みたいな現象は起こるんだろうけど、
全面的なお出かけモードに戻るとは、私には思えない。
飲食や旅行業に直接携わっている人たちはもちろんだけれど、
私がウロウロしているところでいえば、メディアだって打撃は大きい。
特に雑誌、一般誌は“お出かけ”が基本前提にあって、特集も広告も動くから。
飲食や旅行業もメディアも、“お出かけ”に関わる人たちはそもそも好きというのもあるし、それでやってきたのもあるし、
コロナが落ち着いたら、“盛り上げよう”と躍起になると思うけれど、もうお出かけはいいよ、って人が増えているだろうから、どんなに大きくキャンペーンを打っても、そこには大きな乖離があり、むしろしらけてしまうんじゃないか、って気がしています。
“お出かけ”を促すにしても、もう今までの方法論は通用しない。
どうなるのかなぁ。そんなことをぼんやり感じている今日この頃です。