必ずしもそういう人ばかりじゃない
料理本リレーなるものがソーシャルメディアで出回っていまして、私のところにもバトンが回ってきました(↓)。
ぼんやり感じではいたものの、こういう課題を前に腕組みをしてしまったのは、
・おこもり生活で時間ができたからとはいえ、必ずしも料理を楽しんでいる人ばかりではない
・普段は台所に立つ人も、やりたくない!日はある
・日常的に飲食店のテイクアウェイやデリバリーを利用するには経済的負担が大きい
・そもそも料理が苦手、やりたくない(でもやんなきゃいけない)
などの理由で、ため息をつきながら台所に立つ人もいるだろうなぁ、ってこと。
その数は、実は多いんじゃないか、って気もしています。
「家庭で料理をする人が増えている今、何か手助けになることをしましょう」という善意で回ってきたバトンだろうし、
同様に、「こんな料理作りました」「今日のテイクアウェイはこれ」とソーシャルメディアに発信する人に悪意はないだろうし、
でも、これがマジョリティーとして埋め尽くされちゃうと、
料理したくない!人を追い詰めてしまうのではないかという危惧。
悪意がない善意、というのはかえってタチが悪いなぁ、と思うのはこんなときです。
冷凍食品チン!でいいじゃないか
スーパーマーケットのお惣菜でいいじゃないか
シリアルに牛乳かけるでいいじゃないか
栄養補助食品(カロリーメイトとか)でいいじゃないか
チンするごはんにふりかけでいいじゃないか
カップ麺でいいじゃないか
“料理をすべし”的な負担が解消され、気持ちがラクになるのであれば、それがいいじゃないか。
それがいちばん重要じゃないか。
台所に立つのは苦にならない私も、何もしたくない日はある。
シンクに洗い物をためる日もある。
そんなとき、
インスタント麺はおいしい。安い食パンのトーストにマーガリンもおいしい。
カロリーメイトやシリアルバーありがとう、バナナありがとう、野菜ジュースありがとう。
レベルが著しく高い最近の冷凍食品も楽しい。
そもそもソーシャルメディアに上がっているのは、大なり小なり“ええかっこしい”なので(私も含めて)、料理勘弁!な人は「あ〜、やってんなぁ〜」ぐらいで眺めてもらえるといいな。