書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

家も生きている

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なんだか外でバタバタ音がするなぁ、と思って窓を開けたら、近所の方と目が合って、少しおしゃべり。

 

エリア全体としてはそんなことはないと思うのだけれど、私が住んでいるところのごく狭い範囲では、お年を召した方が多い(挨拶に行ってみてわかった)。

ricorice.hatenablog.com

 

他愛のない話の中で、

「引っ越してきて、住んでくれてよかったわ」と言われ、

「部屋って誰かが住んでいないと、ダメになっちゃいますからね〜」なんて言うと、

「それだけじゃないのよ。家に電気が点いているでしょう、何となく人がいる気配がするでしょう。それがどんなに安心するか。人がいなくなるって寂しいものよ、つき合いがなくってもね」

 

そうかぁ〜。その心境はわからないけれど、そんなもんかもね〜。

確かに、家って住んでいる/住んでいない、ってなんとなくわかるもんね。

誰かがいる、それだけで賑やかな気持ちになり、安心感を与えるのかぁ。考えたこと、なかったな。

 

家も生きているんだね。

そして家も自分も受け入れられている、ってありがたいね。

 

住居物件は、物件そのものもかもしれないけれど、いつも周囲(ご近所さん)に恵まれているなぁ、私。

それも、その物件の居心地のよさを左右するよね。