書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

私はあなたのお姉さんじゃないのよ

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仕事関係ではそういう人はいないのですが、

プライヴェートでつきあいのある人で、私のことを「ねえさん」と呼ぶ人がいます。

 

この呼び方、はっきり言って嫌い。

 

こちらは相手の年齢やキャリアを気にしていないし、

お互いに敬語とか使わない、ってことは向こうもそうだと思うのだけれど、

にも関わらず、「ねえさん」と呼んでくる。

親しみを込めて、なのかもしれないけれど、フラットな関係なんだから名前で呼べばいいじゃない、と思っています。

 

他の人がいる前だと、向こうのメンツもあるし、

かといって深刻に正面切って、ってほどでもないし。

 

ふと思い出したのが、仕事を始めてまだ数年だった頃、

「社長じゃなくていいよ。○○さんと呼んでくれ」とにっこり笑いながら言われたことがあり、

そうなんだ〜、と思い、

「じゃあ、これから○○さんってお呼びしますね」と言った記憶が蘇り、

他に人がいないタイミングで、「ねえさん」と呼ばれたときに、

「私はあなたのお姉さんじゃないわよ」とにっこりふんわりと言ったら、

一瞬ハッとした顔になり、以降は名前で呼ぶようになりました。

 

うん。

 

にしても、この「ねえさん」って呼び方、どこから広まったんだろう。

芸人さんがメディアで言うから、かな。

公の場では「○○さん」って名前で呼べばいいのに。

楽屋オチというか上下関係というかを見せられているようで、あんまりいい気持ちはしないな。