書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

大事な本たちを信頼できる方たちに預けました

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FB使っててよかったな〜。

 

自分の持ち物を大々的に処分していて、それは聖域ともいえる本や雑誌に及んでいます。

(しっかし、相当の冊数を処分してもまったく減ったように見えないのはなぜ?)

 

特定のジャンルのものを、さて、どうしようかな〜、と思ったときに頭に浮かんだのは、FBを通じてつながった人たち。

その道のプロの方たちで、たっぷりの熱意が感じられる投稿も多い。

 

その方たちに、リアルにはほとんどあったことがないにも関わらず、連絡を入れたところ、

引き受けを承諾してくださいました。

しかも、いくらですか? 着払いでお願いします、と言われ、

同じ手放すなら、価値がわかってくれる方に渡れば私もうれしい、捨てるよりはずっといい。

なので、代金を受け取る気はさらさらなく、でも、価値がわかっているからこそ、料金を訊ねてくださったのでしょう。それがうれしい。

 

 

だからといって、大事に使って欲しい、を押しつける気はないですよ。

そうしていただければうれしいけれど、時が経てば気持ちも価値も変わる。

あとは煮るなり焼くなり、一次的にでもその方たちのお役に立てば、それで十分です。

 

今回、不躾な連絡にも関わらず、ていねいに対応くださり、引き受けてくださり、本当にありがとうございました!

 

 

今回、私の本や雑誌を引き取ってくださった方たちは、おそらくフィジカルな世界では出会わなかった方たち。

ツイッターもインスタグラムも開店休業状態で、ちゃんとしたジャッジはできないのだけれど、

FBって写真と文章が同じような比率で比重があることもあって、

興味のあるトピックのシェアもあって、

その人がどういう人なのかわかりやすいメディアなのかもしれないな。


黎明期から四半世紀インターネットに利用している身としては、

情報が人とつなぐ、人が情報を伝えるじゃなくって、ってのが

インターネットの凄さだよなぁ、と感じたことを思い出し、
懐かしく新鮮な気持ちになりました。