書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

企画とは気づき、なんだな

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年末に企画の相談を受けまして。

 

企画をあれこれ考えることは、私の日常にすっかり組み込まれていて、

自分の生活の中の当たり前になってしまっているのですが、

こうやって質問を受けると、しかもそれが本職ではない

(本当のところは生きている以上、

こうすればいいのでは、ああすればいいのでは、という発想を持つ以上、

 誰しもが企画ということは日常的に行っているとは思うのだけれど、ここではいったんおいておきます)

気づかされることが多いなぁ、と感じます。

 

なので、今回質問に答えながら、改めて感じたことは、

・企画は気づきである

ってこと

 

 

世の中にはユニーク(日本語の“ユーモラス”ではなく、本来の英語が持つ“唯一無二”という意味の方ね)な企画ってのは確かにあるかもしれないけれど、

それよりも既存のものに今の時代の視点や別の角度からの着眼点で切り込む、とか、

軸としては同じことを言っているのだけれど対象読者を変えるとか(小学校3年生が対象のときは使う漢字に制限があり、できる限り平易な言い方にするとかね)、

ここをこうすればいいんじゃないかな、以外とここの分野をこの読者対象に紹介したものがない、ってのは、気づく、ってことなんですよね。

なので、発明ではなく、発見に近い。