書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

生まれて初めてカプセルホテルに泊まったよ!

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ずっとサラリーマンのおじさんが利用するものってイメージだったのだけれど、2010年代に入ってからだったか、女性専用も見聞きするようになり、どんなものか使ってみたいなぁ、って思っていた。

 

そもそも、カプセルホテルがどんなものかわかっていなくって、ただただ最小必要源の、それこそカプセルタイプの個室が用意されている、っていうぼんやりとした認識。

となると荷物が大きいとむずかしいかもなぁ。

私の出張の場合、ラップトップ&資料持参、時に撮影に必要なあれもこれも、となるとたかが数日とはいえ荷物が多い。

 

先日、急遽弾丸で宿泊込みでの出張があり、このとき、半分私用のようなものだったので、いつもより荷物が少なく、そして1泊 2日と日数も少なかったので、思い切ってラップトップは持参せず、最低限の荷物で出かけることにして、

今がチャンス!とカプセルホテルを利用しました。

 

 

あっ。そっか! なるほど!

カプセルホテルってホステルじゃん!

 

大部屋に2段ベッドが並んでいて、与えられるのはそのうちのベッドのひとつ。

ベッドスペースにはテレビ(イヤホンつき)や小さな棚が据えられています。

私が泊まったのは2016年開業と新しいカプセルホテルだったからか、コンセントは2口。助かる〜。

ひとつはスマホ、もうもうひとつは私の場合デジカメ(単機能が好きなので、スマホで撮影をほとんどしない)、1口だと足りないのよね〜。

 

荷物はロッカーに入れるのですが、そこまで大きくない。

長期海外旅行で使うような25kgぐらいまでのスーツケースは入らない。

なので、外におきっぱなしになります。

 

海外のホステルと違うのは、そのカプセルホテルだけだったかもしれないけれど、土足厳禁。

靴はトレイに入れて、ロッカーに収めるのが基本で、ベッドの脇においても。

 

トイレやシャワーは公共スペースで、

私は見知らぬ人と入る大風呂が大の苦手なのですが、そこのカプセルホテルは個室シャワー。

よかった!

しかも、海外のそれとは違って、シャワーブースと体を拭くスペースが分かれていて、内側から鍵をかけられる。

女性専用だからなのか、洗面台(パウダールーム)もあって、

新しいところは水回りがいいのがいい。

そして、これも女性専用だからか、そこのカプセルホテルだけなのかはわからないけれど、シャワーブースには、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、アメニティは用意してあって

(私はシャンプーとコンディショナーが一体になったものは苦手)、

かつパウダールームには洗顔クリームや保湿オイル(クリームだったかな?)もあったな。

 

バスタオルと歯ブラシは無料。

ハンドタオル、スリッパ(土足厳禁なので)、パジャマは有料で、2〜300円程度だったかな。

なので、特にパジャマは持参するぐらいなら借りた方が荷物が少なくていいな〜、というのが私の所感。

 

共用で使えるキッチンやコインランドリーもあり。

大きなラウンジがあるので、そこでお茶を飲んだり、本を読んだり、スマホチェックしたり(部屋はどうにも狭いので、当たり前だけれど本当に寝るだけ)。

朝、コーヒーを飲みながら香港から来たという女性と少しおしゃべりをしたのでした。

 

こういうタイプの宿は外国人も多いからか、レセプションの女性は、チェックイン/チェックアウト時は日本語が母語でない人でした。

フレンドリーで親切だったな。

 

 

結論としては、そっか、カプセルホテルはホステルか〜、でした。

 

・荷物を広げられない

・ハンガー(コートや洋服を吊るす)が欲しい

 

のがネックだな〜。

ラップトップのデスクワークなんかはラウンジに行くか外でやればいいのだけれど、

打ち合わせの準備で書類を整理したり、撮影の用意で荷物をひっくり返したりするのには、落ち着いてできる場所がなくって不向き。

 

宿泊自体は全然あり、ですが、荷物が多いビジネスだとやっぱつらいな、です。

なんせ貴重品を持ち歩いているから、ね。

個人のものだったらいざ知らず、仕事のものは取扱注意なわけで、

何かあったときに同室の人を疑いたくないし、ね。

 

 

まっ、なにごとも経験!

とにかく、水周りがいいのと(大風呂でなく)アメニティが揃ったシャワーってのが好印象でした。

 

荷物が少なくって、寝るだけ、であれば、また使ってもいいな〜、と思っています。
そして終電に乗り遅れて、眠いけれど電車がないだけで、下手に朝まで飲んだりするぐらいなら、こういう宿を利用してちゃんと寝るようにしよう、とも。

 

 

ちなみに、今回私が利用したのは、

センチュリオン レディースホステル上野公園

www.centurion-hotel.com

(カプセルホテルで検索して探したのだけれど、なんだ、ホステルじゃないの!)

 

2000年代の7年ほど千駄木に住んでいて、このあたりもときどきぶらぶらして知っている土地ではあったけれど、こんなホステルができていたとはなぁ。