書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

もはや買うのはモノじゃないんだな〜

f:id:ricorice:20191205195111j:plain

アメリカ合衆国発の食メディア“Eater”によるこの記事(↓)。

www.eater.com

 

2019年11月22日(金)に投稿されたもので、ブラックフライデーを皮切りに年末商戦に向けて、“食”の側面から発信された、と思うのですが、

内容は、というと、タイトルの

“How to Gift (or Get) a Great Food Experience”

のとおり、食体験をプレゼント(自分用にも)しよう、というもので、

料理教室や食のツアーなどが紹介されいます

(“食体験に参加のためのコツ”みたいなことも記されています)

 

 

もはや、モノじゃないんだな〜。

私自身を振り返ってみても、定期的に訪れるイギリスでは、料理や製菓&製パンのクラスや食ツアーに参加したり、ワインエステイトやブルワリーを訪問したりする比率がぐっと上がったもんな〜。

そこでしかできない“体験を買う”って感じ。

 

そして、この体験って、プログラム自体はひな形はあっても、

チューターやコンダクターによっても、その日に同席する参加者によっても随分変わるし、

間隔をあけて再訪したら、アップグレイドしていた、ってことも少なくないし、

参加するたびに一期一会の新鮮な驚きに満ちているんですよね〜

(日本のこれらは、おしなべて、予定したプログラム通りにことを運ぶことが主軸にあり、

 お客さん目線じゃないんだよね〜。
 その日のお客さんの様子で柔軟に対応することが少ないから、がっかりすることが少なくない)