書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

心底いいなぁ、って思ったこと

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同級生(私は50歳です)と会ったとき、「(成人した)自分の子供たちが本当にかわいい」 と言っていて、そんな風に確信を持って言えるのって、強烈にいいなぁ、って思った。

 

仕事でご一緒した方のスマホを一緒に見ていたときに、目に入ったのは子供の画像。

「お子さんですか?」と聞くと、「そうなんです、かわいくって」と言っていて、これまた、いいなぁ、って思った。

その後もいろいろ画像を見せてくれて、自分の子どもがどうすばらしいのかを語り、その姿もつくづくいいなぁ、って思った。

 

 

子どもにしろ、パートナーにしろ、身近な人を褒める姿は、素直に、いいな、って思う。

褒める人たちの表情って本当にうれしそうだもの。

見ているだけで幸せな気分になる。

 

 

私自身が、褒められるという経験がなく、そもそも褒めるも褒めないもなくほったらかしにされてきたから、

自分に関しては、そんなもん、他者にとっての自分の存在はとっくに諦めているはずなのに、

自分の子どもや身近な人を褒める姿を見て心底いいなぁ、と思うのは、彼らが相手の存在をちゃんと認めている姿を見ることで、まだどこかに、頭ではわかっていても、解消できないままで残っている、私もそうしてほしかったな(そうされる要素がなく、ないものねだりだとはわかっていても、それでも。いや、無条件、というのは理由じゃないわけで)という感情が呼び戻されるからなんだろうなぁ。

 

でもって、慣れとはおそろしいもので、たま〜に構われることがあると、どうしていいのかわからず、混乱するのは、我ながら困ったもんだ!