書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

写真は苦手なんだけれども

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去年、現地でイギリス人の友人に10ン年ぶりに会った時。

私はスマホ、ではなく、いまだにデジカメで写真を撮るのだけれど

(ひとつのものに機能を集約させず、ひとつのものにひとつの機能を求めるので)、

風景にしろ、目についておもしろいな、と思ったものは写真を撮るのだけれど、

「自分の写真を撮らないんだね」と言われ、

「写真を撮られるの、好きじゃない。写真に収まった自分を見るのも好きじゃない」と言ったら、

「へぇ〜。東アジアの人たちはセルフィー好きだけど、なんか違うな〜と思ったから訊いたんだ〜」と。

 

そうなんだよね〜、自分が絡む写真は苦手。

なので、自主的に自分の撮ることはまずないし、自分が写っている写真って本当に少ない。

 

 

人と会って食事が終わったときに、写真を撮ろう、ってことがたまにあり、

9月下旬、体調が非常に悪かったとき(要輸血レベルの貧血)の写真に収まった私は、

白いを通り越して青いし、泣き出しそうだし、やつれているし、で、あちゃ〜!でしたが、

先日、すっかり元気になったときに写った私は、

血色もよく、表情も穏やかで見るからに元気そう。

 

写真は正直だなぁ。その時の状態をちゃんと切り取るんだね。

 

私は自分が写真に収まるのが好きじゃないから、「撮ろうか?」と言いたいところだったけれど、

どちらも記念撮影みたいなもんだったから、そうもいかず。

 

 

自分の状態を視覚で捉えておく意味で、写真ってのは確かに有効かもしれない。

でも、やっぱり自分が写った写真って好きじゃないなぁ。