書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

無意識の言葉に肩を落とす

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「お母さんがお弁当作りが大変」

「お母さんが買うトイレットペーパーはシングル? ダブル?」

「お父さんは仕事で遅いの?」

「女の人はニュースに興味がないかもしれないけれど」

「男の子でも家事を手伝うの? 偉いね」

 

私はラジオを在宅ではラジオを流している時間が長いのですが、

ちゃんとした(?)アナウンサーや司会者がいる場合も、こういう言葉をさも平然と当然のように言うし、今は夏休みで子どもを相手にしているときも、その姿勢は変わらない。

 

ううう〜む。

 

無意識のジェンダーロールって、無意識で発される言葉から無意識に刷り込まれるわけで、なんだか足踏み状態はずっと続くんだろうなぁ、って暗澹たる気持ちになる。

で、そういう人に限って、ニュースとかで真っ正面から構える場合は、いかにも、なことを言うんだけれど、本音の部分は、そういうのが今の時代にふさわしいふるまい、ぐらいにしか思っていなくって、自分や自分の周辺のこととしてはまったく捉えていないんだろうなぁ。

 

子どもにそういう価値観を植えつけるのは、彼らの親(保護者)はすでにそうでない可能性も高いのに、なんだかなぁ、って気持ちにさせられちゃうよ。