書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

そういうことではなくって

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これは長期&大きなプロジェクトの話

(雑誌などの細切れだと当てはまらない)。

 

私は仕事で、書籍などのダイレクション(映画でいうと監督ですね)をする比率が高く、

となると、進行管理というかスタッフのマネジメントも大事な要素となります。

 

何もなし、ではむずかしいので、

ざっくりと大きなスケジュールを立て、最終ゴールに向かいます。

 

よくあるのが、文字原稿が設定した締め切りに上がってこない、ってこと。

マズイな、と思った時点であらかじめ言ってくる人は本当に助かる。

 

よくある、というか、非常に多いのが、

原稿どうなっていますか? 加えて、進捗を予定と聞くと

ちょっと待ってください、できるところまでやります、という回答。

 

う〜ん、それ、要らない。

 

なぜ遅れたのか(病気や急用ってことはもちろんある)、いつまでにできそうか、何が問題なのか、今後は予定通り進めそうか、聞くと、

すみません、の一点張りの人もいる。

 

う〜ん、それも要らない。

 

欲しいのは、現状どうなっていて、どういう予定なのか、一過性の遅れでなのかどうか、ボリューム過多なのであれば、今度どうすればいいのか、ってこと。

 

極論を言うと、最終的に帳尻が合えばいい。

途中途中でうまくいかないことやミスは起こって当然だから、そういうもんだと思っている。

 

謝罪よりも進捗状況が欲しい、のよね。

 

 

叱責しているわけではないのに、それがうまく伝わらないのが、じれったい。

どういう聴き方をすればいいのか、思案中。

 

逆にいうと、怒る人が多いってことなのかな。

求めているのはそういうことではない、と根気強く説明するに尽きるのかな。