書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

こういうところに無意識の意識は露呈されるよね〜

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びっくりしながら一気に読んでしまった(↓)。

gendai.ismedia.jp

 

その後、これを見て、せっかくのいい記事なのにヘッドラインで台なしだなぁ、と(↓)。

headlines.yahoo.co.jp

 

晩御飯を作るのは“ママ”に限らないよね。

父親のこともあるし、祖父母や同居している大人、ヘルバーさんってこともあるんじゃない?

 

いいニュースを取り上げたぞ、えっへん!って声が聞こえてきそうだけれど、

そこで露呈させるのは、根強いジェンダーバイアスに他ならない。

 

もっというと、この手の記事って、なんでママとかパパとか、って呼ぶんだろう?

さも寄り添っているふり、わかっているふりのポーズに見えて仕方がない。

 

 

こういうの、本当に多い。

意見を言うなど、ちゃんと意識が働くところでは、いかにも“わかってます”風な態度をとる人が増えたけれど、それは“こう言っといたほうがいいだろう”ぐらいの表層的なもので、本当にそう思っているのではない。
無意識の意識として、ジェンダーバイアスが根底にあるケースがいかに多いことか!

こういうところでわかっちゃうんだよね〜。