書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

スペックだけじゃない、と考えるから

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私は、自分ではそう思っていないけれど、一般的な評価としては、容姿については、ブスの類に入れられるでしょう。

なんつっても、ボトムライン・ガールだからね〜(↓)。

ricorice.hatenablog.com

 

自己肯定力が強い、というよりも、自分を否定するのを本気でやめようと思った20代を経て、それ以降は、なんというか、引いたところから眺めている感じ。

さすがに自分のことをかわいいとか、きれいとか、と思ってはないけれど、だからといってブスだとも思っていなくって、十分にファニーなんだろうなぁ、って認識しています。

 

容姿とモテることはくっついて語られることが多くい。

だからこそ、大半の他者は私をブスと捉えているんだろうな、と確信できるリトマス試験紙のようなことがあり(もっとも、普段そんな話はほとんどしないけれども)、

「ボーイフレンド(彼って意味ね)がいる/いた」(私はストレートです)

って言うと、えっ!と虚を衝かれたような驚きの表情を浮かべ、顔がこわばったり口をつぐんだりするから。

なかには「相手がかわいそう!」って反応をする人もいるし。

 

そこには「お前のようなブスにパートナーがいるわけがない」という前提があるからなんですよね〜。

あからさま、というよりは無意識のうちにそう思っているであろう、“ボトムラインにいるあなた(私のことね)よりはマシ”が崩れ落ちちゃったから。

 

ふうむ。

 

まず、容姿とモテることはイコールじゃない。

容姿というスペックはきっかけになっても、それがすべてじゃない。好みもあるし。

このあたり、個人差が大きいから、容姿とか職業とか収入とか家事能力とか、目に見えやすいスペックありきで選択する人もいれば、そうでない人もいる。

 

そうでない場合って、タイミングとか相性、が大事になって、私はそうだな〜。

恋をする、っていうよりは(しようと思ってできるものなんだろうか?)、気がついたら、恋という状態に陥っている、だもんな〜。

きっと相手もそう(だった)でしょう。

 

それと、容姿で行動が制限されるのはおかしいよ、ってのもある。

ブスだから恋愛しない、しちゃいけない、ってのは違うよ、って話。

そう感じている人たちに言わせれば、わきまえろ!みたいな感覚なんだろうけど、それっておかしいんじゃない。

 

ブスいじり、ってあるでしょ。

あれ、いつもなんだか釈然としない。

ブスをいじるな、ってことではなくって、そんなことどうでもいい、ブスと思うのは勝手だけれど、なんでいちいち言葉にのせるかな、って思うから。

 

目に見える共通事項で、相手を一種おとしめて笑いをとって場の空気を和ませる、という方法論はそろそろ終焉に向かっていいんじゃないのかなぁ。

 

 

自分のなかでまだしっかりまとまっていないのだけれど、アウトプットする/しておくことでもやもやが少し整理されるかも、と思い、書いておきます。