書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

原体験が潜在的に残っているのかも

f:id:ricorice:20190401092204j:plain
 

“おかたし”真っ只中の私。

今週手放した、おもなものは以下のとおりです。

 

・食器 3個

・鍋 1個

・HDD 1台

・デジカメ 1台

・財布 1個

 

ほか、台所まわりのあれこれ。

 

衣・食・住の部分が随分すっきりして見渡しがよくなり、

あれっ、これ何?ってものが目につき、それを処分。

 

 

財布は3代前のもの。折り畳むタイプで、海外では普段使っている長財布を使わず、荷物をなるべくコンパクトにしていて、それは財布も然り。

でも、もうひとつ折り畳むタイプの財布を持っていて、最近使うのはもっぱらこちらばかり。

一緒にいろんなところに行ったなぁ、最後にカビを拭き取ってお疲れさま、でさようなら。

 

HDDは先月ご臨終を迎え、データ復旧が終わったので、おつとめご苦労さま、と処分。

私の秘密をいちばん握っていたのが、これなんじゃないかな。

ricorice.hatenablog.com

 

そして、デジカメ。

2014年9月、イギリス・ライを訪問中のこと。撮った画像に白くベールがかかるようになり、途中からついに真っ白に。

ロンドンに戻ってその足でPC Worldに駆け込んで、今のを買ったんだった。

そのダメになったデジカメをついに処分。4〜5年のつき合いだったな。

 

 

今週の気づき。

 

携帯できるデジタル・ガジェットが捨てられないことに気づきました。

データがあるから? 持ち歩いて愛情が詰まっているから?

 

以前のガラケーでしょ。2000〜2001年のイギリス滞在時に使っていたガラケー、そのあと現地を訪問した時用に使っていたシンプルなガラケー(日本のような契約スタイルでなく、機器だけ買ってトップアップして使えたので、重宝しました。いつからか半年だったか一定期間使っていないと手続きと料金がかかるようになり、同時期にスマホに移行したから今は不要(私は携帯電話もスマホも、いつでもどこでもつながるのが好きではないので、スマホ・デビューは遅かった)。

 

今の前に使っていたラップトップと、その前に使っていたラップトップ。

データは移行しているんだけれど。。。

 

ディスクマンもまだあるし、テレコ(ミニ・カセットテープレコーダー)もある(文字量の多い取材はこれで録音していた)。

 

 

うううううう〜ん、なぜだろう?

マックのラップトップは歴代の箱もごていねいにあるし。。。

 

 

な〜んて書いていたら、私にとって初代の、1995年に買ったPerforma(モデムを標準搭載するようになった、Power Macintosh)もが懐かしく思い出される。

キーボードをタイプする、ちょっと重い感じがよかったし、念願叶って手に入れたMacのこの小さな画面はWindow to the Worldなんだなぁ、とネットにつなぐたびに感慨にふけったものです。

 

このPerformaは、ダメになったときに、欲しい!というマニアがいたのであげたのですが、そうでなかったら今でも持っていたかもしれない。。。

 

ということは、携帯用デジタル・ガジェットだけじゃない、ってことか。。。

CDプライヤーを初めて手に入れたときも、光に反射するプリズムにワクワクしたんだよなぁ。

そういう夢見る未来が詰まったでデジタル機器の原体験が、それは決して明るいことばかりではなかったけれど、今も一緒にいると、明るい展望を描けるような気がするから、処分するのを無意識に避けてきたのかもしれない。

 

なぜだろう? もう少し考えてみます。