書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

淡々と進んで淡々と終わった

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手がけた書籍が5月に発売となります。

7日配本なので、書店に並んだり、オンライン注文の到着は10日頃になるかと。

 

この本『増補改訂 イギリス菓子図鑑』は、自著であり、“増補改訂”とあるように既刊の『イギリス菓子図鑑』に、64ページ増、32のアイテムを追加し、135のイギリス菓子を紹介したもの。

 

昨年秋に企画が決定し、やろうと思えばもっと早くできなくもなかったのだけれど、出版スケジュールなど諸々の状況で5月発刊に落ち着く。

“増補改訂”で、見通しが立つ、状況が読める、こともあって、淡々と進んで淡々と終わったなぁ、という印象です。

300ページを超えるので、やることはそれなりにあったのだけれど、気持ちが全然バタバタしなかった、というか。

 

通常は一から(ゼロからってこともあるな)、シリーズ化しているものでも、やっぱり手探りで進める部分が大きく、思いもかけないことが発生したり、制作の現場が多少なりともてんやわんやです(私の指揮の場合は、少ない方ではあると思うけど)。

そういう波がほとんどなく、穏やかに来て穏やかに去っていった。

 

本が出ることがピンと来ていないのかもしれない。

実際に出来上がったものを手に取ったら、実感が沸くのかなぁ。