書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

聞いてみると、思いもよらなかったことが見えてくる

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今日は外に出ないな、なんてときは運動&散歩を兼ねてときどきチェーン店に行って、あれやこれや(仕事だったり本を読んだり)しています。

ある日、久しぶりに行ったら、それまで分煙だったのが完全禁煙になっていました。

 

「禁煙になったんですね」と声をかけると、

「そうなんです」。

「これも時代ですね」と言うと、

「私たちの仕事も減ったんですよ」と。

 

えっ?どういうこと、と思ったら、

そのお店はファストフード店らしい(ファストフード店じゃないけど)店構え。

なので、未成年の学生も気軽に利用できます。

 

年齢確認をしたあとで、20歳以上を喫煙室へ導いているわけではないから、実際に喫煙室でタバコを吸っているのが、成人なのか未成年なのかは見た目からは区別できない。

いちいち目を光らせるわけにいかないし、明らかに未成年であれば指導しないといけない。

 

でも、全面禁煙にしたら、こういうことを一切引き受けなくていいわけです。

 

 

そうか!

禁煙にするメリットって、受動喫煙だけでなく、こういう仕事をするスタッフの側にもあるのね!

言われてみたらそうだけれど、言われるまで気づかなかったな。

 

会計をしている間の、ちょっと交わした一言二言だけれど、

話してみないとわからないことってあるよねぇ。

いや、自分で思い込んでいる、インプットしたときはそれでよかったことも、時代が変わって刷新されていることもあるから、確認していくって大事だなぁ。

 

もっとも、このときはそんな大仰なつもりではなく、素朴な疑問というか、おはようございます、ぐらいの話しかけだったのに、思わぬ気づきをもらった次第です。