書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

人間っていともたやすく便利な方に流れちゃうのね

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必要があり、簡易書留を郵便局窓口から出すことがあり、

うわぁ〜。面倒くさい!と思ってしまった私です。

 

以前は紙で作成して、捺印して、ポストから投函していた請求書も、

近頃は不要というところも少なくなく、

これは便利!(確認が必要だけれど)と受け止めていて、

またほかの書類など、郵便局の窓口から、でなく、ポストに投函することがほとんどなので、

日常の動きの中でついでに出す、という流れになり、

さほど面倒さは感じないものの、

郵便局の窓口に行く、ってのは手間だなぁ、と思ってしまいました。

以前はそんなこと感じたことなかったのに。。。

 

郵便局に頻繁に行かなくなった、行く必要がなくなったことが原因で、

それまでは日常の一部だった行為が、非日常になってしまい、

たかがちょろっと行くだけじゃない、ってことを面倒に感じてしまう

環境の変化に、便利な流れに、いとも簡単に流れてしまうんだなぁ、と思い知らされた次第です。

 

 

郵便だけじゃないよね。

ありとあらゆることに便利を優先しているなぁ。

その恩恵に預かっているなぁ。

 

否定しない。できるわけはない。

でも、便利さから漏れてしまうものを、(現時点では)便利さですくえないものを探すと、

そこには唯一無二の価値観があって、それはとんでもなく価値が高い、んだろうなぁ、なんて思ったりして。