書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

課題図書が届いたので、ゆっくり読み進めます

f:id:ricorice:20190107154004j:plain

 

数字を眺めるのは好きなんだけれど、文章、つまり読み書きが得意じゃなくって、

日本語然り、英語然り。

自分が文章を構築することが踊り場にきていて、

そのことをようやく客観的に眺められるようになったってことかもしれないけれど。

 

必ずしもそのため、というわけではなく、

文章を読むことに枯渇している、ってこともあり

(仕事を始めてからの本にふれるのは、読む、というより、情報を探る、って感じだったから)、

寝る前や移動時間に少し読書をしている今日この頃です。

 

日本語のものは、翻訳含め、見当がつくけれど、英語が、ね。

ペンギン・クラシックスなんかがいいんだろうけど、

今を感じるものを読みたいなぁ、と思っていたところ、

昨年秋のイギリス滞在で現地の友人に教えてもらった本が、

冒頭の写真のもの。

 

おすすめポイントとして、

・ページ数が多くない

・むずかしい言葉は出てこない

・段落ごとに1行あいている。1ページに5カ所程度(ネットのテキストっぽいなぁ)

・テーマが身近

 

これ、小売業の変化を綴ったもので、

副題の“Who killed the High Street?”が内容を端的に表しているかと。

 

High Street/ハイ・ストリート、従来の目抜き通りに人が来なくなったのかを、

かつては日本にも出店した英国最大手スーパーマーケット、テスコでカスタマーサーヴィス・ダイレクター、冷凍食品スーパーマーケット、アイスランドでCEOを務めたりした、

小売業に精通したBill Grimseyが著者

(厳密には、書いたのはゴーストライターだけれど)。

 

2018年の年末には、イギリスのHMVが二度目の倒産危機にある、

ウールワースがなくなって10年経った、と報じられ、

こういうことを思い出しながら読めるので、入りやすいといえば入りやすいんですよね。

www.theguardian.com

www.bbc.com

 

年末年始に読もうと思っていたものの、オーダーし忘れていて、気づいたらクリスマス前。

ようやく届き、まだ前書きしか読んでいないけれど、これからゆっくり読んでいきます。