書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

高校生ってびっくりするほどのみこみが速いなぁ

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冬休み、ということで、高校生に半日ほどアルバイトをお願いすることにしまして。

 

勉強は逃げて回るし、返事もロクにできないし、と親御さん。

仕事のはじめに、内容をざっと説明するとうん、とちょっと気の抜けた言い方。

「返事は、はい、って言おうね。そしたら、話を聞いていたんだなってわかるから。

できれば明るい声で言うといいよ。おっ、やる気があるな、って発注する方はうれしくなるから。

あっ、わからいところや疑問、気づいたことはその都度言ってね。説明が足りなかったかもしれないし、イレギュラーなことかもしれない。あれっ、と思いながらも見逃されると、実は大きなことかもしれないから、そのまま進むととても困るんだ〜」

 

すると、そのとおりにやってくれて、

最初の最初はならしの意味もあって簡単なことをしてもらい、その後すぐに初めて手がけるにしては、ちょっと面倒かな、と思ったことをお願いしたら、それもすいすい。

要所要所でチェックして、基本的にはOKで、抜けやこうしてくれるとベターだってことを打ち返し、

すると次からをそれを踏まえてきちんとやってくれて、

のみ込みも速い、ちょっと慣れてきたら仕事のスピードも速いし、指摘も鋭いし、感動!

 

 

っと、私が大学生のとき、2年近くだったかな、長期バイトしたところで、

私に仕事を教えてくれたのは、先にバイトを始めていた高校生だったな。

社員さんは現場にはりついているわけではなかったし、

その高校生が仕事をけっこう任されていて、パートさんからの信頼も厚く。

 

慣れてきたら同じ職場の違う、というか、近い部署で働いている高校生たちとも仲よくなって、

休みの日にこそ一緒に遊ぶってことはなかったけれど、

バイトが終わって一緒にご飯やカラオケに行ったりしたな。

バイトで入っていた高校生たちともども社員さんにもかわいがってもらったな。

 

 

学校に行っている間は、学校の価値観の比重があまりに大きいけれど、

そうでない世界もあるからねぇ。