書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

10年前の今頃だったのです

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はっきりとした日付は探せば出てくるのだけれど、

9月の秋分の日を前に、急遽体調がおかしなことになり、これは文字どおり死んでしまう、と救急車を呼び緊急入院して、一命をとりとめたのは10年前。

数日とはいえ、生死をさまよっていたんですよね〜、意識こそはっきりしていたものの、体は。

 

今思い返しても、ほんとよく死ななかったよなぁ。

突然すぎたからか、あ〜、人ってこうやって死んでいくんだなぁ、まあ、仕方ないか、こんなもんかなぁ、大したことはしなかったけれど好き勝手生きてきたから、これはこれで、な〜んて感じていたのにね。

 

明確な原因が不明なまま、1週間ちょいで退院し(本当はあと2週間入院と言われた)、

その後1年ぐらいなんだか調子が悪く、倒れることもしばしば。

これはおかしい、と再度精密検査をして、ようやく原因がわかり、

対策をとり、ようやく全面回復。

 

 

この経験で死生観が劇的に変わった、ってことはないのだけれど、

私、生かされているのかなぁ、とふとぼんやりと考えることはあるのです。

それが何なのかは、今はまだわからないのだけれど。