書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

情報伝達のタイムラグについて考え始める

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七夕の7日(土)の夜10時頃、イギリスの友人からSkypeがきて話したときのこと。

用件を話し終わり、もうちょっとでワールドカップのクォーターファイナルだね〜、なんて他愛のない話をして、体調がよくなくって今週半ばは寝込んでた、と言うと、えっ!となり、

去年もだけど今年もびっくりするような大雨で、その予兆みたいにめまいと吐き気で起き上がれなかったんだ〜、と説明。

 

その人は通常、ワールドニュースをマメにチェックするタイプなんだけど、

初耳らしく、えっ!と。

豪雨は去年よりひどいよ、広域にまたがってて、死者も行方不明者も出てる、と説明。

 

翌日、ニュース映像を見てここまでひどかったのかと驚愕して、すぐさまSkypeをしてきて、

そう、大変なことになっている、と。

 

 

視覚の力は大きくって、私自身、東日本大震災のとき、東京はJR五反田駅のすぐ近くにいて、ぐにゃっとなったのは感じたのだけれど、そのあと、携帯のニュースで文字を見て、地震があったのは理解したのだけれど、東北の津波地震の甚大さはまったく知らず、

帰宅して開いたMacの海外の友人からのメールやメッセージで尋常じゃないことを察し、

テレビを見て愕然としたんですよね。。。

 

視覚の力は大きい。

 

 

そして、今回のこの西日本豪雨、海外の大手メディアですぐに発信されなかった様子で、

実際にFBなどで上がり始めたのが8日(日)日曜の夕方以降(私が見た範囲では)で、

タイムラグがあるなぁ、と感じてしまいました。

東日本大震災のときに同時進行といえるほど速かったのは、

やはり特派員らも結局東京にいるから、ってことなんだろうな、と解釈。

今回は東京は豪雨のかけらもなく、ピンと来なかったんだろうな、と解釈。

 

 

だからどうだ、ってことではなく、これから私なりの結論を出すと思いますが、

情報伝達というものについて考えさせられています。