書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

私の場合は、回想するにはまだ早いので

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疲労困憊、強烈な睡魔が襲う、飲み過ぎた、

なんて時以外は寝る前に少し本を読むのが最近の習慣。

このときは、資料ではなく、個人的に読みたいものを読んでいて、昔読んだものを読み返したりすることも。

 

 

ザ・ビートルズのメンバーだったら誰になりたい?

と訊かれ、間髪入れずリンゴ・スターと答えたらえらく驚かれ、

ジョン・レノンじゃないの?と

(私に質問したのは、イギリス人の友人で、私のことをrebelと思っている)

 

確かに、ものすごおおおおおく影響を受けたし、

かといって、世代が違うこともあって盲目的な信者ではないし、

真心ブラザーズの「拝啓、ジョン・レノン」こそが正しい姿だと思っている(彼らとは同世代だから、ああいうアプローチってのもよくわかる)、

 

強烈な個性とか自我ってのは、扱いが大変で、周囲もだけれど本人も疲れるだろうなぁ、としみじみ思うのです。

リンゴ・スターみたいな、才能というかエゴというかのなかで緩衝剤の役割を果たせる、って、できそうでできない。すごいことですよ!

 

 

現在、『回想するジョン・レノン』を久しぶりに読む日々。

1年半前にロンドンのV&Aミュージアムで「You Say You Want a Revolution? Records and Rebels 1966-1970」って展示をやっていて、

このタイトルなんかまさにそうで、ここでも当然、ジョン・レノンは入ってくるわけでして。

ricorice.exblog.jp

 

『回想するジョン・レノン』は読もう読もうと思い、20歳の頃に買ってそのあとの引っ越しても手放さず、手元においているのに、やっと今、読み返す。

しかも四半世紀ぶりとか、かも。

 

 

おもしろい、というよりも、淡々とじわじわと沁みてくる。ものすごく静かで、深い。

にしても、いろんな意味で時代の半世紀先をいっていたのか、この人は?

原書で読みたくなった。

ポチる、とするかな。