そんなもんだ、仕方がない、を連呼する人に要注意!
仕事をしていると(もちろん仕事だけではないけれど浮き彫りになりやすいので)、
理不尽なことの連続で、どう闘って、どう折り合いをつけていくか、になるのだけれど、
この理不尽さは、はっきり言って地方都市が、ひどい!
都会がよくて田舎がダメでも、田舎がよくって都会がダメでも、ない。
地方都市の中途半端な位置づけが、
妙なヒエラルキー意識にしばられ、
結果、お山の大将、井の中の蛙を生みやすく、
そこに異分子が入ることが本当に目障りなんだろーなーと推察するわけです。
そこでうんざりするほど聞かされるのが、
「田舎だから仕方がない(あれれれ〜、普段は田舎と呼ばれると血相変えて怒るくせに、こーゆーときだけ自らを田舎って呼ぶのね)」
「そんなもんでしょ、このくらいガマンできないの」
そこに明確な理由はなく、頭に浮かぶのはなれあい、惰性、という言葉。
緩衝役として入っている人たちは、こちらにばかり折衝を求める、
向こうにはごもっとも!とへーこらへーこらするばっかりで。
“穏便にすませたい”ことは“ガマンを強いる”こと、じゃないよね。
それぞれが問題点を出し、納得いく形を探す、ってことだよね。
強いる“ガマン”の矛先は外注や弱い立場にだけ向けられるわけで。
そんなもんだ、仕方がない、ガマンしてよ、という態度の人は、
自身の考え、ってものはなく、ただのことなかれ主義なので、
その場の空気で権力のある方、マジョリティになびく。
昨今大きな問題となっているセクハラもパワハラも、
もちろん、こういうことをする本人が諸悪の根源なんだけれど、
同時に、そんなもんだ、仕方がない、ガマンしてよ、の人たちも加担しているわけなんだよね。
だって彼らの言動は、問題をただただ助長していることに他ならないのだから。
大問題になると、けしからん!みたいなことこそ言って、自分は違う、みたいな態度をとるけれど。
直接手をくださなければいいってもんじゃない。
自分がどういうふるまいをしていて、それがどういうことをもたらしているかに、あまりに無自覚なんじゃないか、って思う。
なので、
「そんなもんだ」
「仕方がない」
「ガマンしてよ」
が口癖の人は、私の中の要注意人物リスト。
自己保身に懸命なあまり、平気でことを助長し、平気で裏切り、平気で寝返るから。