書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ひとつ終わって、次、もうひとつ次

f:id:ricorice:20180417145853j:plain

 

昨日、現在抱えている3冊の食書籍のうちの1冊が終了しました。

具体的には、最終校正と色確認をしたものを、

これで進めてください、

と印刷所に戻した、ってこと
(この工程を校了下版と呼びます)。

 

私自身の細かい作業は先週半ばに終わり、デザイナーさんに渡し、

デザイナーさんがデータを完全なものに修正して印刷所に戻すので、

週末に、修正が反映されているかどうかの確認。

週明け、印刷所に戻す前に、

出版社、デザイナーさん、私とで、不明瞭なところを指差し確認をして、

終了となった次第。

 

 

いわゆる編集業務をひとりで行っているせいか、

実に淡々としたもので、終わったな〜、ぐらいの感覚です。

モチベーションが下がっているわけではないのですが、

この日まで目の前のことをこなすのにいっぱいいっぱいな日の連続なので、

達成感とか高揚感とかに感情が移行できない、

あ〜、終わったな、終わったんだな、この後つつがなく進めばいいな、というのが正直なところ。

 

書籍の仕事でいちばんうれしいのは企画が通ったとき、もしくは企画を打診されるとき。

新しいことに着手するわくわく感はたまらないですねぇ。

 

 

っと、1冊終わったものの、あと2冊は目下進行中で、

これから2カ月ごとにこんな終わりの日がめぐってくるという。

 

新しいことをやりたいけれど、企画書を書いたり進めたりできなかったので、

棚上げになっているこっちも本腰入れてやんなきゃな。

同時に、自分から獲りにいくだけでなく、思わぬところからの球も、変化球もストレートも受け止めたいなぁ。