書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

まずはやってみないとお話にならない

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「ブログやりたいけれど、どうすればいいですか」

とはよく訊かれる質問。

 

やりたいなら、場所はどこでもいいので、まずは開設すればいい。

その後、その会社のブログのスタイルが違うな、と思ったらカスタマイズするなりほかに移るなり(過去エントリーごと引っ越せるので)すればいい。

 

「文章がうまく書けるか心配」

「写真はどのくらい要るの?」

「続けられるかなぁ」

「ネタが尽きそう」

 

文章はうまくてもうまくなくれもいいし、続けるうちにうまくなる、というか、その人の文体になります。

写真は内容次第だから、あってもなくても。多ければいいってもんでもないし。

続けられるかどうかはやってみないとわからない、毎日のペースか週1が合っているのか(ただし、ネットは続けないと意味はない)。

ネタは無尽蔵だと思うのですが、要はそれをネタと思えるかどうか。

 

ではあるのですが。

それよりもやっかいなのは、まだやってもいないのに着手した後の心配をしている、ってこと。

 

やってみて初めて、具体的に次にやることがみえるし、ある程度やってみれば自分に合ってるかどうかもわかる。

微調整してもいいし、軌道修正してもいいし、合わないと思ったらやめてもいい。

そのときは合わないと思ってやめても、

年月が経てば自分も環境もタイミングも変わるのでまたやろうと思えばやればいい。

 

 

具体的にどうするか、は万人に適したコレ!って答はないので、

それは個々の事例に合わせて、ってことになりますが、

その段階になる以前の問題なんですよね。

 

そう、もっとも大事なのは、

“やってみる”

ってこと。

机上の空論がいくら立派でも、それは絵に描いた餅でしかない、ってこと。

 

たったこれだけのことだけど、たったこれだけのことが、たいていの人はできないんだなぁ、っていうのがときどき相談(あっ、ちなみに有料です)を受ける私の実感です。