余計な枕詞が多過ぎる!
無意識、なんだろうけど、またかぁ〜。
いかにも時代に沿うような物わかりのいい顔しているけれど、
こういうところに本音は現れるのよね。
物理学者、スティーブン・ホーキング氏の死去。
日本でのニュース報道が枕詞のようにいちいち“車イスの”って付けるけど、必要?
現代の物理学に偉大な功績を残した人、であって、
もし余裕があれば、最後の最後に“ALSと闘い続けた”じゃないの?
本来の実績よりもそれ以外の部分(それはマイノリティー的なこと)ばかりが拡大される、って。
これって本人に対してまず失礼だし、
感動ポルノと同じ、バイアスのかかった印象づけ、だよね。
私が子どもだった頃、イギリスの首相がバロネス・マーガレット・サッチャーだった時代があり、
お金欲しさに日本にも来ていて(当時の日本は、ね)、企業を多数誘致しましたっけ、ね。
その際、日本の取材陣に
女性首相うんぬんみたいな質問ばかり受けて、
「私は首相です、以上」みたいな返答をした記憶。
この図式、今も変わってないよね。
いちいち、女性をつける、という。その役割が昔のものと違っている場合は、男性も然り。
イクメン、って。。。(絶句)
保護者なら、男も女もなく育児はするもんじゃないの?
大多数じゃないことに、いちいち枕詞をつける、ってことは、
既存の価値観が大前提ってことにほかならず、
だから、それが本題じゃないときにも、いちいち
車イス、女性、男性etcをつける。
要りませんから。
本筋で勝負して、本質を見せてくれればそれで充分ですから。
したたかな人はそれを逆手にとった戦略をとっているけど、
そんなこといちいちする必要のない、フラットでニュートラルな社会がいいなぁ。