書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

マジメにやっていればそれでいいのか?

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なんだか違和感。

ずっと引っかかっていて、それは何だろうと思ったら、こういうことなんだなぁ。

 

知られざる地方食材があり、生産者は生産でいっぱいいっぱいでPRや売ることまで手が回らない、ってことはよくある話。

 

そのPRや販売を代行している人たちが、

こんなに一生懸命やって、でも10円20円だから利益はない、でも本当にいいものなんです! どうか買ってください、

と訴えるのって、ちょっと違う、と思うなぁ。

 

一生懸命だからマジメにやってるから、ってのはウリポイントになるのかな?

むしろ、こんなに稀少価値が高くってこんなにおいしい、を素直にアピールして、

実はこういう人たちがやってるのよ、へぇ〜、頑張ってるんだね、の方がす〜っと入れるんじゃない。

 

それと本当にいい、と思っていて自信があれば、そもそも安く売るなよ〜、って思う。

値段に見合う価値があると思えば、人はお金を払うんじゃないかな。

安ければいい、そういう価値観のところで売るんじゃなくって、価値をわかってくれるところを開拓するのも大事、じゃない。

 

 

あんまりマジメ、マジメをアピールされると、説教をきかされているみたいで、なんだかち〜っとも楽しくないんだよねぇ。