書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

紅白って今もそんなにすごいの?

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 先日、高校生と話していたとき。

「何で紅白、紅白っていうの? 紅白歌合戦って何がそんなにすごいの? (ちゃんと)観たことない」と。

「大晦日、何観てるの?」って訊いたら、“笑ってはいけない”だそーで、物心ついたときからず〜っとそうだったんだって。

 

確かにそーだわ。私だって紅白、30年ぐらい観てない。

高校生ってことは、私の子供でもおかしくない年頃なわけで、親世代にあたる私が、その子が生まれた頃はすでに紅白観てないもんな〜。

私は子供の頃に観た記憶はあるけれど、その子は記憶そのものがないわけで、もっともな疑問。

 

“打倒、紅白!”とか“紅白超え”とか言われてもなんのこっちゃ、だよねぇ。

この時期、こーゆーこと言ってるけど、一体誰に向けて言っているんだろう?

視聴率は確かに高いだろうけど、リアルタイムでばっちり観ているのって年寄りだろうし(とゆーか年寄りも観てるのか?)、おそらく私(40代後半)から下の世代は、共通認識としての紅白はないだろうから、それをいまだにみんなが知ってて当たり前を前提にするのはおかしい。

あくまでいち番組、選択肢のひとつであって、もはや基準ではない、んじゃないの?

 

 

私は、今年は“孤独のグルメ”を観たい!のであります(が、やっぱり“笑ってはいけない”かもなぁ)。