書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

いたたまれない気持ち、ってこーゆーこと

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先日食事に行ったレストランにて。

隣りにいたのは上司と部下の女性2人連れ。

 

彼女たちの声が特に大きいわけではなかったんだけれど、

そのとき、私がひとりだったこともあって、

聞き耳を立てたわけではないのだけれど、時折話し声が聞こえてきます。

 

最初に席に通されたときに、彼女たちはすでにいて、

なんかどよ〜んとしているなぁ、と感じ、

果たしてそのとおりで。

 

部下と思われる女性が(おそらく)会話の糸口を見つけようと一生懸命話しかけるものの、

「あなたってほんと、何も知らないのね〜」という見下した態度で実際に口にもしていて、びっくり!

 

 

なんだか、とおおおおおってもいたたまれない気分になってしまった。。。

「あなたってほんと、何も知らないのね〜」が、知らない人もいるだろうなぁ、という内容で、

そこまで言うかぁ。

まあ、「あなたってほんと、何も知らないのね〜」の言語外にあるのは、

「あなたが嫌い」ってことなんだろうけど。

 

どーでもいいことで威張られて否定的な態度をとられて、

もちろんここまで来るにはいろいろあったんだろうし、根本的に相性が悪いってこともあるんだろうけど

 

 

同時に、「あなたってほんと、何も知らないのね〜」って危険だなぁとも。

そこにあるのは「私はこんなに知っているのよ」(現にその女性は、ひけらかしと見下しをやっていた)で、

でもね、物事って100%知るってことはないわけで、

知れば知るほど、自分が具体的に何を知らないかが浮き彫りになるわけで、

むしろ謙虚になっていくんじゃないかなぁ、って気がするんだけど。