書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

モノにしろ情報にしろ、基本の考え方は一緒だな

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仕入れるときはいつも、なじみだったり架空だったり、それはそのときどきですが、

こういうお客さま、それも具体的に

○歳ぐらいで、こういう仕事をして、こういう体型で、こういう仕事をしていて、

といったことをイメージしているんです」

 

これ、モノを売ることを生業としている方がおっしゃったこと。

 

「同じです! 本にしろウェブにしろ雑誌にしろ、企画を立てるときは、

こういう人にこういう情報を届けたい、ってのを具体的に思い描きます」

 

ジャンルは違っても考え方は同じですよね〜、ということで盛り上がったのでした。

 

 

これ、一見、限られた人だけが対象になる、って思いがちでしょ。

でも、そうじゃないのよね。

それってモノや情報が具体的だから、

本来想定していた人が対象でなくても、

それに共感してもらえれば買ってもらえるってわけ。

 

広く浅く、だと代替はいくらでもあるけれど、

練り込んだ深いものは、これ!ってなるから、

ターゲットそ限定しているようで、

それを求めている人はこれ!これ!となり、

ふたを開けてみたらそれを大好きな人が集まり、

そこにはいろんなタイプの人がいる。

でも共通しているのは、こういうのを待っていた!って望んでいたってこと。

 

 

誰にでもいい顔をすると、結局は誰からもってのと一緒かな〜。