こういうことです、こういうことをやりたいんです、をよこさない人って。。。
時代は変わるし、かつての基準の延長線上のマスパワーってものが期待できないのは明白だけれど、
それでも、私がメディアに携わっていることを知っている人たちが、
ときに、むやみやたらに近づいてきます。
その最たるものが、「自分の本を出したい!」。
自己主張、自己承認をしたいのなら、ほかでやってね(自費出版とか)。
だって、本を出すってことは、自分不特定多数の人に向けて届けるわけで、
しかもお金を払って買ってもらうわけで。
となると、社会の役に立つもの、
こういう情報が抜けている、とか、こういう視点でまとめた方がぐっと便利でしょ、とか、
立脚点がそこでないとなぁ。“私を見て見て!”が先行してもなぁ。
同様に、「うちの店紹介して」「うちの商品紹介して」「企画を誌面で案内して」
ってこともよく言われます。
よく知っている相手や内容で、こういう風にすれば読者の役に立つかな、とストックすることはありますが(あくまで候補。知り合いでもダメなものはダメ。こちらの企画に沿わないものもNG)、
まったく何の情報も持ち得ていないものに関しても、そんなひと言だけ言い放つ人がいます。
「客観的にわかるもの、企画書(に該当するもの)をいただけますか。私だけでなく、(編集部なりの)総合判断になるので」
と言うと、そのまま何も言ってこない人も少なくない。
広告代理店のプレゼンじゃないので、パワポを使った分厚いものは不要。
むしろ、シンプルに5W2Hを簡潔にまとめてくれればいいのです。
A4一枚で充分だし、今の時代なので、書式にこだわらず、
メールで箇条書きでもいい。
そう伝えても、以後ぱったり。
うううう〜ん、ビジネスにも関わらず、お友達感覚の「いいよいいよ!」が通用するとでも思っているのかなぁ。
目の前の私に簡単な説明すらできなくって、世間に対してどうするつもりなのかなぁ。
同じ態度で、お客さんにも接するつもりなんだろうか?
意思伝達をしないでおいて、
冷たい、とか、理解力がない、とか、そうじゃなくって、とか、言われてもねぇ。