書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

餅は餅屋なわけですよ、どうしても、ね。

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私はフリーランスで、どこにも属していなくって、

プロジェクトによってはチームで仕事をするけれど、

だからといってずっと顔を突き合わせるわけではない。

 

なあなあが好きじゃないってのはあるものの、意識的にそうしているわけではないのだけれど、

そもそも私が内向的なこともあって、

仕事以外で付き合いのある仕事関係の人ってあんまりいない。

 

 

それまでもときどき一緒に仕事をしていて、

たまにほかの人も交えて食事に行ったりしていたカメラマンの方で、

私が東京から福岡に移ってから、東京にいたときよりも会う機会が増えた人がいます。

(もっとも私の場合は生活の拠点を移しただけで、仕事自体は大半は東京なのですが)

 

他愛ない話もするけれど、大なり小なり仕事関連の話になることが多く、

私はカメラマンとしての捉え方がなるほど!で、

向こうは向こうで私が編集(監督、制作指揮)の立場として眺めているのが新鮮で、

そこを掘り下げて話すのは楽しい。

お互いに同じフィールドにいるので状況は共通認識が土台としてある上で、

立場が違うと、見ている風景がこう違うんだなぁ、というのがおもしろい。

 

某企画のために、資料を一緒に眺めたり、本屋で類書を探したりすると、

やっぱり同じものを見ながら違う視点で捉えているのが、

そしてカメラマンとして具体的なアドバイスをもらえるのはありがたい限り。

 

意見が異なることもママあるけれど、その理由もわかれば、自分には相容れないことでもそれもまたよし。