風評被害って言葉、間違ってない?
地震、台風や洪水などの自然災害。。。
思いがけないことが襲ったあと、そこの場所に足が遠のくのは、
私はごく自然な心理だと捉えています、特に観光では。
同じことが起こるのではないか、ってのもあるでしょうが、
気を遣う感じも足が遠のいてしまう、
素直に楽しめない空気感になってしまう、も存在すると思うのです。
その足が遠のく行為を風評被害と批判するのってなんなんだろう。
現地の人や、関わっている人が、
状況を報告すること、問題ないですよ、と広く伝えることは大事だけれど、
自分たちの経済が大変だから来てください、ってのは余計なひと言。
全然お客さん視点じゃないよね、自分たちの都合だよね。
そんな場所には行きたくないなぁ。
現状を踏まえた上で、
「じゃあ、行こう!」
「今はやめておこう、もう少し様子をみてから」
どう捉えるかはその人次第。
それを“こうすべし!”ってのは、しかも自分たちの都合で言うのは、違うと思う。
本当にお客さんの立場に立つのなら、キャンセルの人に対して、
「心境お察しします。今は仕方ないですね。でも、落ち着いたらまた来てくださいね」
ってセリフが、たとえ強がりでも出てきていいんじゃないかなぁ。
今こそそこに行きましょう!ってのをアピールできるのは、
実際に予約を取り消さなかったり、だからこそ訪ねたりする、お客サイドの人だと思う、現地の人じゃない。
実際に行動した人が
「楽しかったよ」「よかったよ」「大丈夫だったよ」
言ってこそ初めて実態と実感が伴うわけで。
風評被害って、つくづく実態のない体のいい言葉だと思う。
言われた方は人でなしなことをした気分に陥れる。
なんでもかんでも風評被害と言えば、言葉で責め立てる行為、
風評被害じゃなく実被害もあるわけで、そこを検証もせず感情論で、
ぎゃあぎゃあ責め立てるのって、みっともない!