書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

口コミは強力なツールだなぁ、とつくづく

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今のところに引っ越して6年。

引っ越して、一から始めることは多く、そのなかで難易度が高いのが、

クリニック(町の個人医)と歯医者と美容室。

歯医者と美容室はまだしも、クリニックは絶対近所!が必須条件なわけでうううう〜んです。

 

これ言うとびっくりされますが、私、東京での住まいはほぼほぼ間借りや借家でした。

(マンションなどの集合住宅の経験がほどんどないんです)

しかも家賃振り込みではなく、大家さんのところに持参(といっても同じ建物内や敷地だったりすぐそこだったり)するってパターンだったので、

訊けばあれやこれや、それは親切に教えてもらっていたのでした。

 

現在、福岡の、街の中心部は高齢化と過疎化が進む、お手本のようなところに居住。

ここでは、町内会があり回覧板が回ってくる、年に2〜3回町内会費などの徴収で顔を合わせる、

ってことが機能していて、当初は地元の人じゃないから免除していただいていたけれど、

あまりに世帯が減ったので、今年はお世話係を引き受けることにしました

(意外と、というか、サバサバしていてベタベタしたところがなく、今のお年齢を召した方って実は今どきの感覚なんじゃないかって気がする)

ricorice.hatenablog.com

 

 ここでも集合住宅住まいではなく、だからこそ、こういったことがあるんですよね。

あと、これまでと違うのは、家賃振り込み、で大家さん渡しではないってこと。

 

で、先日、体調を崩し、(それまで内科などにかからなかったのが驚異だけど)さすがにかかりつけ医を作らないと、ってことで、あれ?誰に訊こう、大家さんいないし、となりました。

たまたまのタイミングで先の町内会のお世話係の一環で協賛金の徴収にうかがうことがあり、

信頼できる!近所の方に相談。

それはそれは親切に教えてもらい、助かった!だったのです。

 

 

こういう情報って、データ(スペック)からだとわからない。

結局、信頼できる人の口コミが一番強い。

それをつくづく痛感!

 

ネットの世界でもインフルエンサーとかキュレイターとか言っているのは、

結局、誰が発信する情報を獲得するか、ってことで、要は形を変えた口コミですよね。

 

誰が、ってことがより重要になっていくんだなぁ。