書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

時間ができたらできたで。だから一向に片付かない!

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忙しい、というよりも、集中してやんなきゃならないときは、

気持ちも精神もガーッと持っていくので、

仕事前もしくは後の5分でちょっと片付ければ、とか言われても、

たかが5分は、こっちにしてみればされど5分で、

集中したいこと以外のことに着手すると、

一気にやる気、みないたものが削がれてしまうので、

その間は文字通りケオスを化し、まさに足の踏み場がない状態になります。

(念のために断っておくと、本人はどこに何があるかは把握している、もしくは検討がつきます。

 あっ、あれが要る!ってときに、雪崩覚悟、山をかき分けかき分けすることはしばしばですが)

 

その嵐が過ぎ去ると、腑抜けの状態になり、

それを経て、ようやく日常に戻るのですが、

そのとき、比較的時間があるときに、何をしたくなるかというと、

読書三昧に耽りたくなるのです。

一日中、日がな寝そべって、本を読みたい。

 

なんて書くと、普段、読書をするように映りますが、

まったくそんなことはなく、仕事で必要な資料に目を通すのがいっぱいいっぱい。

必ずしも読書がいいと思っているわけではないのですが、

幼少の頃、学校の本の貸し出しでは物足らず

(曜日ごとに貸し出しの学年と冊数が決まっていた)、

市立図書館に行き、それでも足らず、買ってもらっていて、

本を読み耽るのは中学校に上がるとなくなってしまったのだけれど、

その習慣がどこかで残っているのかもしれません。

 

内気なわけではないと思うけれど内向型であるのは間違いなく、

人と遊んだりともするけれど、ひとりで過ごすこと、ひとりでできることが好き、というね。

(幼稚園でひとりで遊んでいても、

 別段寂しそうではないので、人の輪に入りたい様子もないので、

 この子はこういう子なんだなぁ、とほっておいてくれた先生にも感謝!)

 

 

で、仕事が落ち着いた状況の今、眠っていた読書欲がむくむくと。

私、細切れで読書するのが好きでないんですよ〜、集中したい。

なので、どっしりした本は日常生活ではなかなか着手できない。

(ヨーロッパ線の飛行機のなかで本を読むことが多いのはそのため)

そのくせ、人にすすめられたり、会話に出てきておもしろそうだなと思ったりした本は、

すぐに買って、読み始めたはいいが、ってこともしばしば。

 

1年程前にすすめられ、

その足で、本屋さん(オアゾ丸善。よく覚えている)に行ってすぐに読み始めたはいいが、

そのあと、仕事の波がきて、ついそのままになっていたのが、

高く埋もれた山から出て来た次第。

同時に随分前に読んで、同時期にもう一度読み直し始めた本も出て来て、

両方を同時進行で読み始め、読み始めたら、止まらず。ははは。

 

なわけで一向に片付かない。

やることそっちのけにならないように、本日はセーブします。。。