書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

プロジェクトごとにプロが集まる、ゆるいつながりで

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まだどーなるか???ではあるのですが、

ご紹介をいただいて、これから立ち上げるというプロジェクトの顔合わせに行ってきました。

 

本音を言うと、乗り気じゃなかったんです。

というのも、情報を扱う仕事って目に見えないせいか、ぞんざいに扱われるから。

タダで情報提供をさも当たり前のように言ってくるんですよねぇ。。。

なので、新規の案件はどうしても構えてしまう。

私の仕事に対するスタンスを理解してくださっているところかどうか???だから。

 

概要は紹介してくださった方からで、

当然ながら、それは大枠で内容が今ひとつつかめず、

直接話をしないと判断がくだせないなぁ、ということで、

まずは電話で話を(まず今どき電話で、というのも不安要素なわけだったのですが)。

 

電話の感触は悪くなかった。

声とはいえ、第一印象は大事ですよね。

そして、そのときの感触はほぼ外れがない。

高圧的で、外を叩いて、自分たちの利益を上げようとしている人は、やっぱりそういう声と話し方をするんだなぁ。

 

で、キーパーソンとなる人がもうひとりいるから、その方を交えて、

話をしましょう、と。

 

 

実際に携わるかどうかはおいておいて、

顔合わせそのものはおもしろかったですね。

というのも、私にコンタクトをとってくださった方も、

もうひとりのキーパーソンの方も、

そして私も、それぞれまったく違う畑の出身だから。

物事の見方とか経験値とかが違うから、いちいちおもしろい。

 

 

書籍の仕事の場合、企画が通ったら、監修/著者の方(企画の段階で決まっていることが多いけど)をはじめ、ライター、カメラマン、デザイナー、イラストレーター、スタイリストetcとキャスティングをするのも編集者/制作指揮の仕事。

つまり、プロジェクトごとに人が招集して仕事をする。

映画なんかも一緒ですね。

 

これ、ほかの業種でも、いや業種を超えてフレキシブルに

つまりプロジェクトに応じて会社や事務所を超えて人が集う流れになるなぁ

(これまでは社内プロジェクトで社内から人を抜擢、外部はあくまで補足)、

と感じていたことが、リアルに自分の身に起こったわけで。

 

実際に携わるとなれば、立ち上げだけに手探りで大変だけれど、

その分刺激的で、また違う世界が開けそうで、おもしろいのは予見できる。

さて、どうしようかな〜。