書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

うまくいっているときは物事は一見淡々と進んでいる

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制作の現場というと、とかく戦場のごとく

バッタバタでやいのやいのやっているイメージがあるかもしれませんが、

私の場合はフリーランスで分業でやってるから、ってのもありますが、

こういうのは違うかなー、と。

 

わさわさやっていると傍目には仕事しているみたいに見えるけれど、

実は認識のズレの確認に終始することが多く、

作業そのものはさして進んでいなかったりする。

 

それぞれがお互いの持ち場でしっかり仕事をしていて、

連絡をしっかり取り合っていれば、

物事は見た目は淡々と、そしてスムーズに進む。

だからといって、仕事そのものが簡単なわけじゃない。

ただただ、それぞれがやるべきことをやって、まとまって、結果としてちゃんと進んでいくって感じ。

 

特に書籍やプロジェクトなど長丁場に及ぶものの場合は、

お互いの認識のズレが見つかったりして、わっとなることはさすがにあるけれど、

それでもスムーズに進んでいる場合は、その回数は少ない。

 

うまくいっているときって静かに淡々と進んでいる。

これが私がずっと仕事をやってきて認識していることのひとつです。